VOL.37 注目される土地活用「サービス付き高齢者向け住宅」とは？

梅雨明けが待ち遠しい今日この頃。本格的な夏の到来が楽しみですね。活動的な季節が訪れる前に、土地活用についてじっくり考えてみてはいかがでしょうか。今回は、こちらのテーマでお届けします。

土地活用サクセスマガジン VOL.37
注目される土地活用「サービス付き高齢者向け住宅」とは？

土地活用サクセスマガジン VOL.37 注目される土地活用「サービス付き高齢者向け住宅」とは？

近年、全国に急増中の「サービス付き高齢者向け住宅」（以下「サ高住」）。超高齢化社会を迎えている日本では、今後、ますます需要が高まっていくとみられています。そこで「サ高住」による土地活用について、賃貸住宅のコンサルタント・谷崎憲一氏に話を聞きました！

今回教えてくれるのはこのガイド
All About「土地活用」ガイド：谷崎憲一氏
自らアパート・マンションなどの大家業を営む傍ら、地主さん家主さんの抱える様々な問題の相談機関としてコンサルティング会社を経営。
各種セミナー・講演会実施、新聞発行などを行い、賃貸経営についての
多くの相談に応えている。

高まる高齢者向け住宅のニーズに応える「サ高住」

「サ高住」とは、2011年に「高齢者住まい法」の改正を受けて始まった、高齢者向け賃貸住宅のことで、事業者が都道府県知事に登録したものをいいます。
主な登録要件は、居室の床面積が原則25m²以上（条件によって18m²も可）で、構造や設備がバリアフリーであること、そして安否確認と生活相談サービスが付いていることです。入居条件も60歳以上（要介護認定を受けていれば60歳未満も可）と敷居が低いので、多くの高齢者からの需要が見込まれています。
さらに、登録申請をすることで建築時・改築時に建築費の一部が国から補助金として助成されるなど、国も普及に力を入れているのが「サ高住」なのです。

「サ高住」は、廊下幅の確保や手すりの設置、段差の解消など高齢者が安心して暮らせるバリアフリー構造であることが必要です。

土地活用に「サ高住」が注目される理由とは？

超高齢社会を迎えた日本では、特別養護老人ホームは現在52万人が入居待ちしているといわれるなど、高齢者が安心して暮らせる住まいは、まだまだ不足しています。
また、「サ高住」は介護・医療・生活支援といったさまざまなサービスの自由な組み合わせが可能で、食事の提供、デイサービスやショートステイの併設など様々な事業形態が選択できるので、地域の需要に合った運営が可能です。
このように「サ高住」による土地活用は、高齢者のための住環境を整備するという社会的意義の高い事業として注目されているのです。

サービスの組み合わせ方でさまざまな事業形態が可能なのも「サ高住」の魅力です。

「サ高住」による土地活用を成功させるためには？

「サ高住」に何より求められることは、いつまでも自分らしく暮らせる「住まい」であることです。最低限の居室の広さや設備に最低限の支援サービスでは当然、高齢者からの支持は得られません。快適で安全・安心な「暮らし」と求められる「支援サービス」をいかに提供できるかが成功のポイントといえます。「サ高住」の建築には、高齢者の住まいへの確かな知見と安心して運営を任せられる介護事業者を紹介してくれる土地活用パートナーと進めていくことをおすすめします。

大きな需要が見込まれる「サ高住」は、長く安心して暮らせる高品質な「住まい」と地域の高齢者から必要とされる「サービス」の提供が必要です。

今後、ますます需要が見込まれる「サ高住」。安定した土地活用の選択肢として検討する価値は大いにありそうです。しかし、地域の高齢者の方々に喜ばれ、選ばれる物件をつくるためには、経験豊富な建築会社と安心して事業を任せられる介護事業者とのタッグにより、魅力ある「住まい」と「サービス」を提供する必要があるでしょう。

次回のメールマガジンは、毎年７月上旬に発表される「路線価」をテーマにお届けいたします。

バックナンバーはこちら >>

積水ハウスの医療・介護系土地活用
	積水ハウスではサ高住をはじめ様々な介護系土地活用をお手伝いしております。

賃貸住宅経営の基礎知識や、相続税・贈与税の仕組みなど、土地活用をお考えの方に役立つカタログを無料で差し上げます。

土地活用や賃貸住宅経営の疑問・お悩みに、知識と経験豊かな専門スタッフがお応えいたします。専用フォームからお申込みいただくと、積水ハウスのスタッフがご連絡を差し上げますので、お気軽にお問い合わせください。

サーバーメンテナンスのお知らせ

下記の期間におきまして、弊社サーバーのメンテナンス作業を実施いたします。
期間中は、「プレゼント応募」や「パスワード変更」等のログインを伴うサービスを休止させていただきます。ご迷惑をおかけしますが、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

メンテナンス実施期間：2018年7月10日（火）9：00～7月11日（水）17：00
※作業の状況により終了時間が前後することがございます。