年末になると、今年を表す漢字が発表されます。昨年は「密」でしたが、2021年は何が選ばれるでしょうか。今回は、賃貸住宅の代表的な建築工法の特徴やメリットなどについて解説します。
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土地活用 サクセスマガジン VOL.109
賃貸住宅を建てる場合の建築工法と、その特徴やメリット
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賃貸住宅を新築する際、どんな工法を選ぶかは大切なポイント。工法によってコストや施工期間などが異なりますので、代表的なものの特徴とメリット、建築を依頼するときに注意したい点などを谷崎さんに聞きました。
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賃貸住宅の建築工法にはどんなものがある? |
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賃貸住宅の工法には、大きく分けて「在来工法」と、工業化住宅と呼ばれる「プレハブ工法」があります。在来工法は古くからある伝統的なもので、木造・鉄骨造・RC造などさまざまな手法がありますが、主に職人が現場で基礎や支柱、壁、床、屋根などをひとつずつ施工していくのが特徴です。
設計の自由度が高い工法なので、間取りを決定する打ち合わせなどには時間がかかります。最近では、機械加工された木材や補強金物が採用されるようになってはいますが、現場での施工や確認作業が多いため工期が長く、職人の技術力によって品質の差も生じやすくなります。
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職人が現場で施工する在来工法は、設計の自由度が高い反面、技術力の差が出やすくなります。
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高い品質を実現するプレハブ工法(工業化住宅) |
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「プレハブ工法」は、鉄骨造や木造などの建物部材を工場で生産し、現場で組み立てるものです。厳しい品質管理のもとで生産されるため、建物品質にバラつきがなく、施工ミスの抑制や工期の短縮、規格統一によるコストダウンなどが実現できます。主にハウスメーカーが工業化住宅を採用しており、特に地震の多い日本では、設計通りの耐震性を確保できることは重要なポイントになっています。
また技術の進化によって、プレハブ工法の設計自由度も以前より格段に上がり、土地の形状や入居者のニーズに合わせた最適なプランニングが可能になっています。メーカーによっては、国から指定を受けた認定機関による厳しい審査のもと、型式適合認定を取得しています。その場合は、建築確認時の審査が簡略化でき、申請期間を大幅に短縮できるというメリットも。
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プレハブ工法は高い品質を確保しながら、工期が短縮できるなどメリットの多い工法です。
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賃貸住宅の建築を依頼するときのポイントは? |
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賃貸住宅を新築するときにどの工法を選ぶかは、長期的な安定経営のために非常に重要です。入居者が安心して長く暮らせる、質の高い賃貸住宅を建てることは、収益性や物件の魅力を高めるだけでなく、メンテナンス費などランニングコストの抑制にもつながるでしょう。
在来工法なら主に工務店、プレハブ工法ならハウスメーカーなど、建築の依頼先も異なります。収支計画やマーケティングに基づいた空間設計はもちろん、建物の耐震・耐久性、保証や管理サポートなど、建てた後のことまで見据えたパートナー選びが重要です。
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工法だけではなく、依頼する会社のサポート体制なども要チェックです。
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賃貸住宅の工法は、主に「在来工法」と「プレハブ工法」があります。最近のプレハブ工法は、品質に加えて設計の自由度も高く、工期の短縮やランニングコストの抑制も期待できます。工法によって依頼する会社が変わるので、建築計画やサポート体制なども総合的に吟味し、自分に合ったパートナーを選択しましょう。
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