賃貸住宅でニーズが高い「在宅ワーク」空間の実例について、ガイドがくわしく解説します。
シャーメゾン土地活用メールマガジン 土地活用 サクセスマガジン VOL.125 在宅ワーク空間を設けた人気の賃貸住宅を、間取りのプロがチェック!

1年が過ぎるのは早いもので、もう年の瀬を迎えました。お忙しいころですが、体調を整えて元気にお過ごしください。今回はここ数年、入居者からのニーズが非常に高まっている「在宅ワーク」の実例を紹介します。

土地活用 サクセスマガジン VOL.125
在宅ワーク空間を設けた人気の賃貸住宅を、間取りのプロがチェック!

土地活用 サクセスマガジン VOL.125 在宅ワーク空間を設けた人気の賃貸住宅を、間取りのプロがチェック!

コロナ禍以降、新しいライフスタイルとして定着したのが在宅ワーク。賃貸住宅でもワークスペースなどを設置した物件が増え、人気を博しています。今回は賃貸住宅「シャーメゾン」の在宅ワーク提案の実例を、一級建築士で間取りのプロである佐川さんにチェックしてもらいました。

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今回教えてくれるのはこのガイド:All About「家を建てる」ガイド 佐川 旭氏 一級建築士、(株)佐川旭建築研究所 代表取締役。住宅だけでなく、公共建築や街づくりまで手がけ、間取り博士とよばれるベテラン建築家。著書多数。ベトナム、ラオスにこれまで15年間で300校超の学校を建設。


Point 1 育児中の仕事や家事に、フレキシブルに使える小上がりの和室


1つめの実例は、お子さんがいる若いファミリー世帯向けの物件です。リビングダイニングに小上がりの和室が隣接しており、和室には子供の勉強や、大人の在宅ワークに使えるカウンタースペースが設置してあります。和室のふすまを開けると隣の洋室につながり、親はどこで仕事や家事をしていても子供の様子が確認できます。

「家を建てる」ガイド・佐川さんのチェックポイント
和室が多目的な空間になり便利!

子育てしながら在宅ワークをするには、機能的で効率のいい動線計画が求められます。小上がりの和室は洗濯物を畳むなどの家事もしやすく、子供と触れ合う遊び場や、集中して仕事をするスペース、在宅中にひと呼吸つける隠れ場など、さまざまな役割を果たしてくれます。
在宅ワーク中は、家族と触れ合う機会も多くなります。仮に仕事でイライラしたときも、和室を小上がりにすることで目線にズレが生まれ、心理的な間を作ることができるので、家族とのコミュニケーションが円滑になるでしょう。

Point 2 家族とのコミュニケーションと、仕事への集中を両立する間取り


2つ目は、DINKSをターゲットとして、限られたスペースを上手に利用した物件です。キッチンカウンターの前の部分を在宅ワークのデスクにして、居心地がよく仕事に集中できるコーナーに。壁側に棚を設置して書棚として利用できるので、入居者は新たに家具を購入する必要がないこともポイントです。

「家を建てる」ガイド・佐川さんのチェックポイント
限られた空間も工夫次第で快適なワークスペースに

キッチンを中心としたカウンターは、家族のコミュニケーションが取りやすい場所で、とても作業性がよく効率的なレイアウトです。在宅ワークをしている側から、キッチン内部が見えないようになっている配慮も。カウンターの奥行きは、在宅ワークがしやすいよう広めに設定されています。
照明にも工夫があり、スポットライトやペンダントライト、間接照明で、狭いスペースを広く見せる上手な演出がなされています。一般の賃貸住宅には見られないような、付加価値があるプランだと思います。

Point 3 収納の一角を活用して、狭くても落ち着けるスペースづくり


3つ目はDINKS向きの部屋で、ベッドルームの一角に在宅ワークのスペースを設置しています。通常は一面収納にするところを一部活用し、十分な収納力も確保。「日中は使用しない」というベッドルームの特性を有効活用し、仕事に集中することができるでしょう。

「家を建てる」ガイド・佐川さんのチェックポイント
多目的なスペースがあることで心豊かに

在宅ワークはもちろん、ドレッサーや趣味を楽しむ場所としても活用できるのがいいですね。戸建住宅に比べると狭くなりがちな賃貸住宅こそ、家の中に多目的なスペースがあることは重要です。室内に居心地のいい空間があると、健康的で心豊かに過ごすことができると思います。
それは広ければいいというものではなく、狭い場所だからこそ集中しやすい、という場合もあるのです。クローズでこだわりのあるスペースは、より落ち着いた自分らしい暮らしを叶える場所になるでしょう。


「家を建てる」ガイド・佐川さんの最後にひと言
健康的でストレスのない在宅ワーク空間が、入居者へのアピールポイントに!


在宅ワークという働き方が定着していく中、新しい社会やライフスタイルに適応していくためには、賃貸住宅にも新しい視点が必要です。それは入居者が快適に集中できる空間提案や、ストレスを軽減するための工夫や配慮かもしれません。余剰スペースをうまく活かした間取りや照明など、設計時から計画を考えていきましょう。







在宅ワーク空間の考え方を解説するカタログプレゼント中!

今月は、賃貸住宅シャーメゾンにおける「在宅ワーク空間」の設計思想やポイントを解説したカタログ「シャーメゾン ワークライフミックス」カタログをプレゼント。豊富な事例写真とともに、さまざまなスタイルの空間提案をご紹介しています。カタログ限定の事例ムービーもご覧になれますので、ぜひこの機会にお申し込みください。





在宅ワーク空間を備えた賃貸住宅のプランニング・リフォーム等、お気軽にご相談ください

変化する働き方やニーズに対応し、長期的な競争力を備えた賃貸住宅のプランニングやリフォーム・リノベーションのご提案など、積水ハウスではさまざまなご相談を承っています。また、在宅ワーク空間を取り入れた実例物件の見学も可能ですので、賃貸住宅経営をお考えの方は、ぜひ一度お問合せください。


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